トイレで体を洗うから?道の駅恐竜渓谷かつやま
福井県の道の駅「恐竜渓谷かつやま」さん
今回は福井県にある道の駅「恐竜渓谷かつやま」さんに掲示されていた
「車中泊はご遠慮ください」のポスターについてお話させていただきます。
※現在は撤去されております
まず初めに
何度も説明させていいただいている通り、道の駅での「車中泊禁止やご遠慮」といった表現は不適切です。
「車中泊」はあくまで車で寝る行為です。
これは何年も前から使われている言葉で、最近の車中泊ブームで生まれた言葉ではありません。
「車中泊」はレジャーのような行為だと考える方もいらっしゃいますが、ほとんどの場合仮眠休憩をする為に車中泊をします。
道の駅は過労運転や夜間運転の事故防止の為に作られた休憩施設です。
トラックドライバーなどの長距離運転手の方や、旅行や帰郷などで運転に疲れた方、もちろん地元の方でもそこで休憩したいと思ったら、誰でも仮眠休憩の車中泊をすることが出来ます。
道の駅を利用する人には間違った使い方をする人がいます。
例えば、車の外にテーブルやイスを出したり、火を使った調理をしたり、家庭ごみを捨てて行ったり、タープを張ったり、トイレの水で洗濯や洗い物をしたり、トイレの中で寝泊まりをしたり…
道の駅はあくまで休憩施設です。キャンプ場ではありません。
こういった行為は犯罪になる恐れもあるので絶対にしないでください。
また問題視されているのは、車上生活者が長期にわたって道の駅に入り浸ることです。これもある意味「車中泊」と言わざるを得ませんが、この場合、国土交通省の道の駅についてのQ&Aにもある「宿泊目的はご遠慮」に当たるのでこれも道の駅の使い方として間違っています。
そしてもう一つが、放置車両です。
道の駅に車を置いたまま、仕事や観光に行く方がいらっしゃるそうです。
これも道の駅の使い方として間違っているので絶対にやめてください。
撤去までの流れ
今回も視聴者さんより情報提供をいただき、道の駅「 恐竜渓谷かつやま 」さんとお話することになりました。
情報提供していただいた視聴者様、写真の提供していただいたフォロワー様、ありがとうございました。
※道の駅で車中泊禁止やご遠慮といった表示を見つけた方はご連絡下さい、道の駅さんと話し合いをさせていただきます。その際は写真を撮るのだけ忘れないでください。ご連絡はツイッターのDMかgメール【ninnin.mitu@gmail.com】まで。
「車中泊ご遠慮ください」と張り出した理由
毎回ポスターを張った理由を最初に聞いています。
今回道の駅の担当者の方のお話では、
「トイレで体を洗ったあとがある」トイレの使い方が汚いから、役場と相談して張り紙を張った
という内容でした。
「車中泊禁止やご遠慮」という張り紙を張っている道の駅さんに理由をお伺いすると、車中泊とは直接関係ない理由があることがほとんどです。(そのほかは宿泊施設が近くにあるからなどの理由)
もし「トイレの使い方が汚い」「車は放置されている」「ゴミが捨てられていた」「バーベキューをしている人がいる」という内容であるなら、なぜそれを直接書かないのか?
たとえは、「トイレで洗い物はしないでください」「車を放置して出かけないでください」「ゴミの持ち込みはしないでください(不法投棄)」「キャンプ場では無いので駐車場でキャンプ行為はしないでください」など、わかりやすく注意書きを書くのはどうでしょうか?
先にもお話したように、道の駅の駐車場は簡易パーキングという夜間運転や過労運転の事故防止の為に作られた、ドライバーの為の休憩施設です。
そういった施設で、休憩仮眠でもある「車中泊を禁止、ご遠慮」することは、あるドライバーにとっては、安全を脅かすことになりかねません。
こういった内容を道の駅の担当者さんにお話させていただいたところ、「役場の方に話してください」との事だったので、今度は役場の方とお話させていただき、「車中泊はご遠慮ください」の張り紙は撤去されました。
この活動していると、たまに道の駅の方にお話しをすると、「市に言ってください」市の方にお話しすると「国土交通省に言ってください」と言う風に、道の駅の方の判断で張った張り紙にも関わらず、たらいまわしにされることもありますが、最終的には、国土交通省の方とお話すると張り紙は不適切だとなり撤去されることになります。
今回も道の駅の担当者の方と役場の方にご協力いただき、張り紙は撤去されました。
ご協力いただいた皆さま本当にありがとうございました。
新しい!恐竜がいる道の駅!
道の駅「恐竜渓谷かつやま」さんは2020年に出来た新しい道の駅です!
恐竜の滑り台や恐竜バーガーなど恐竜が沢山いる、お子さんも喜ぶ道の駅です!
インスタグラムにはおススメの商品なども載っていますのでチェックしてみてください!
■恐竜渓谷かつやまさんのインスタグラム