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国交省のQ&Aの車中泊は可能なのか?「宿泊目的のご利用はご遠慮」を完全に解説します。

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管理者のNinjaにんにんは 全国のドライバーの安全を守る活動をしております。 その中で一部の道の駅が不正に「独自ルール」によってドライバーを危険にさらしていると知り、国と争った結果、国土交通省より「車中泊禁止、車中泊ご遠慮」といった車内での休憩、仮眠を妨害する様な表現は不適切だと正式に認められた結果、不適切な看板の撤回撤去をしております。 実績は中国地方104カ所の道の駅、岩手県の道の駅、他全国19カ所の計165カ所以上(2022年9月現在)の 車中泊禁止、車中泊ご遠慮、長時間駐車の禁止の看板の撤回撤去をさせていただいております。 活動についてはYouTubeでも報告させていただいています。

国土交通省への取材をもとに徹底解説

国土交通省の車中泊についてのQ&Aを見て「車中泊はご遠慮なんだ」と誤解されている方がいます。

それについて、国土交通省へ取材してきた車中泊問題の専門家の私が徹底解説したいと思います。

国土交通省のQ&A

質問→「道の駅」駐車場での車中泊は可能ですか?

回答→「道の駅」は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています。もちろん、「道の駅」は、ドライバーなど皆さんが交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません。

実はこの内容は、車中泊についての答えを明確にはしておらず、精神論に似ているかなと思います。

国土交通省はいい加減な言葉は使えない

つまりどういう事なのかと言うと、国交省はいい加減な言葉は使えません。

取材して感じたのは、国交省のこのQ&Aに使われている「車中泊」って何?宿泊かな?なんだろ?車上生活の事かな?わからない状態だということ。

ただ、辞書などには「車中泊とは、車両等で夜を過ごす行為が車中泊だよ。」と記載されております。

車中泊については、何のことなのか、はっきりと決まっていませんが、国交省のこのQ&Aにも使われている「宿泊」という言葉に関しては法的根拠、法律で定義は決められています。

宿泊とは「寝具を使用して施設を利用こと」

これが法的な定義として使われてます。

主に、ホテルや旅館や民泊等で使われる言葉です。

ネットカフェの例

同じようなパターンで、分かりやすいのが、ネットカフェなんですが、ネットカフェは宿泊施設ではないので「宿泊プラン」は無いですよね、「ナイトプラン」や「12時間パック」などがあります。

休憩、仮眠、滞在はできるけど、宿泊はできないよと。

これが法的根拠の宿泊の考え方です。

法的外での宿泊って言うのは、そもそも宿泊じゃないよという考え方です。

一般的な宿泊とは?

ただ、旅館業法以外で「宿泊」の使い方をする時も思います。

例えば、親戚の家や友達の家に「宿泊する」など、そういう使い方をする方もいると思います。こちらに関しては定義が曖昧なので、何をもって宿泊なのか?これは誰にもわからない。個人個人の判断になるかと思います。

反対意見

「車中泊は宿泊だ」という意見があります。

私からしたら、正直、暴論です。

「宿泊」というのは、法的根拠があり、ホテルや旅館や民泊で使われていて、その対象物が基本が建物なのにも関わらず、「一般的な言葉」になると、建物以外でも、泊まれば宿泊だって言うのはただの暴論だし筋が通っていないですよね。

車中泊は車の中で寝る事であって、宿泊は建物の中で寝る事が宿泊なんですよね。漢字のままです。

いくら説明しても理解ができず、宿泊はどこで寝ても宿泊だって変わった事をいう人も世の中にはいます。

その人達はバイクの上で寝ても宿泊なのか?

自転車で跨ったままで寝ても宿泊なのか?

国道や県道の脇でハザート付けて寝ても宿泊なのか?

海の上でぷかぷか浮かんで寝ても宿泊なのか?

こんなのは考えなくても、「宿泊じゃない」とわかるじゃないですか。

それを道の駅の駐車場の車の中で休憩の為に寝たら、それは宿泊だっていうのは乱暴な反論であり、全く筋が通っていないですよね?

あくまでも車は車両です。だから車中泊って言葉があるんです。

休憩仮眠の車中泊は含まない

国土交通省のQ&Aの「宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」という内容に、少なくとも「休憩仮眠の車中泊は含まない」ということは、ちゃんと国土交通省が公文書と思える内容で、出しています。

そもそも道の駅の駐車場は性質上「車中泊の為」に作られてます。

根拠と証明で示していきます。

根拠と証明

①中国地方道の駅連絡会の件から見て

私や支持者の方が以前に、国土交通省や中国道の駅連絡会と、車中泊禁止やご遠慮の刊行物の件で争った時に、

国土交通省から正式に

『「車中泊」については、必ずしもその定義が明確になっているものではないことから、ご指摘のように、休憩や仮眠を目的とした道路利用者が、道の駅の利用をためらってしまう可能性も否定できないので、車中泊ご遠慮という表現は不適切である。』

という見解をいただきました。

道の駅での車中泊ご遠慮については不適切な表現だと明言されており、夜から朝まで車内で休憩の為に滞在する事もなんら問題もないと言われました。

②簡易パーキングの点から見て

なにより、道の駅の駐車場は簡易パーキングと言われるものです。

簡易パーキングとは、

皆さんの税金を使って作られ、夜間運転の事故防止の為に、夜間運転しないでそこで休んでください。

疲労していたらそこで休んで、疲れたまま運転しないでください。

という駐車場です。

車中泊という言葉は、「車内で夜を過ごす」という表現で使われてます。

簡易パーキングの性質である「夜間運転しないでね」を考えたら、宿泊目的が車中泊に当てはまる事はありえません。

そのままを伝えているだけです

国土交通省のQ&Aを見て「道の駅は車中泊をご遠慮している。」と考える方がいますが、国土交通省も否定している以上はありえません。

国が決めた事や国の見解を市民が勝手に曲解したり、勝手な解釈で見解を出すべきではないと思っております。

私は道の駅や国土交通省に何回も何回も取材をし、皆さんに伝えているだけです。

基本的に、私は自分の考え方は正しくないと思っているので、何百回も聞いて、法律も調べて、道の駅も150カ所以上回ってきました。

そして聞いたこと調べたことを、皆さんにお伝えしています。

メディアに翻弄される

私も最初、サイトの記事やテレビやYouTubeを信じてしまって、道の駅での車中泊はダメだと思っていたし、マナーも悪い奴がたくさんいるんだと思っていました。

車中泊の旅をするにあたり、そこで見つけたマナーの悪い人を紹介していこうかなと思っていました。

しかし、徹底的に道の駅について調べ、法律も調べ、道の駅の状況を自分の目で見てみたら、私が思っていた事、聞いていた事とは、まるっきり逆でした。

国交省のQ&Aについての勝手な解釈をし、メディアがそれを広め、私利私欲の人達が、金儲けや自分たちが都合のいいようにそれを利用する。

こんな図式が見えてきて、そして、自分の体験から全国の車中泊禁止やご遠慮の看板の撤回撤去の活動を始めました。

活動を妨害する方々

毎日のように、批判や妨害をしてくる方たちは、逆に私の意見をさらに裏付けてくれています。

①看板撤去の活動について

私が始めた、車中泊禁止やご遠慮の看板撤去撤回の活動に反対する方の中で、

「車中泊禁止の看板を撤去したらマナーが絶対悪くなるから反対だ。」

と言っている人がいました。

その方が、道の駅「飛鳥」さん(車中泊禁止の看板を撤回していただいた道の駅の一つです。)に「車中泊禁止(5万円の過料)」の看板が無くなったあとはどうですか?と実際に取材をしてくれました。

その結果、「良くもなっていないし、悪くもなってもいない。」という証言を取ってきてくれました。

いかに車中泊禁止の看板が無意味なのか、わかったと思います。

そもそも、マナーが悪い人や施設のルールなんて関係ない!と思っている方は、その看板なんて気にしません。

マナーや施設のルール守りたいと思っている人が、その看板を見て、気にして疲れている中移動してしまったり、快適に休憩ができず危険な状態でまた運転してしまうのです。

佐賀市にある道の駅にも車中泊禁止にしている所があって、

「仮眠も休憩もできないんじゃないか。」

という利用者の声が実際にありました。

②国土交通省の見解について

私の揚げ足をとろうとして、国土交通省に質問した方がいました。

返ってきた答えの内容は、私の主張している通りの内容で、

「車中泊ご遠慮という表現は、休憩や仮眠も含まれる為、不適切です。」

という内容でした。

揚げ足を取ろうとした方も、国交省への質問の答えである公文書と思われる内容を公開して、さらなる裏付けに協力してくれた形となりました。

反対する方はまず、調べてみてください

私の主張が間違っている、おかしいという方は、少しでもいいので、まずは自分で調べて見てください。そして、現地にも行ってみてください。

この問題(私が今まで説明してきた話)はちゃんと調べれば誰でもわかる内容だし、理解できる内容なんです。

なので、自分の凝り固まった考えだけでなく、実際に調べてみれば、私の主張が正しいと裏付けが出来ると思います。

結果、宿泊目的とは

色々な例を交えて、国土交通省のQ&Aについて話してきました。

国土交通省のQ&Aの「宿泊目的はご遠慮ください。」

というのを、これまでの取材などをまとめて、わかりやすくすると、

法的な根拠で言うのであれば、道の駅は宿泊施設じゃないので、宿泊目的で来られても宿泊はご遠慮している。ただし、車内で休憩仮眠の車中泊は別。

道の駅の駐車場で宿泊目的と思われる行動はこちら

「建物の中や敷地内や駐車場でテント張ったり、ベンチや軒先で寝たり、トイレの中で寝たりする行為や、そこに住み着いて車上生活する事は、宿泊目的としてみなれてしまいます。だからそれらの行為はやめてほしい。」

ということです。

最初にも言った通り、国交省は車中泊という曖昧で定義の無い言葉は使えません。そして、車中泊は法律的な観点からも一般的な観点からも宿泊とはなりません。

なのでこういったQ&Aになっています。

このQ&Aがわかりづらく、勘違いをしやすいという気持ちはわかります。

なぜ、「車中泊目的」「宿泊はご遠慮」ではなくて「宿泊”目的”」にしたか今一度みなさん考えていただければかと思います。色んな考え方があるかなと思います。

しかし私は、徹底的に調べて、答えをわかりやすくお伝えしています。

ここまで言ってもわからない、ただ単に私のことが嫌いで関わっている方は、もうこの問題に関わらない方が良いと思います。

この記事に関する動画はこちら

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